あなたは本当に”乳酸菌”を理解していますか?乳酸菌の正しい知識!

乳酸菌はインフルエンザの予防や内臓脂肪の低減といった病気予防やダイエットに効果がある『すごい菌』と言われ、菌活(きんかつ)なんて造語ができるくらい世間では騒がれ話題になっています。

しかし”乳酸菌”という菌は存在しない事実をご存知でしょうか?

簡単にいうと”乳酸菌”とは糖を分解して多くの乳酸を作りだす微生物の総称のことです。

乳酸菌といっても様々な種類の乳酸菌が存在します。例えば”ヤクルト菌”で有名な乳酸菌は『ラクトバチルス属カゼイ菌YIT9029株』と何とも長くて覚えにくい名前をしています。インフルエンザの予防に効果があるとされる”プラズマ乳酸菌”は『ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株』と正式名称は舌を噛みそうな名前です。

しかし、こんな長い名前だと誰も覚えてくれないし親近感がないため、菌を発見した企業などが覚えやすい名前を付けてくれているんです。

乳酸菌はいくつかの定義をクリアした菌の総称ですが効果も様々、有名な物をあげると以下のものがあります。

〇LG21乳酸菌
免疫細胞を活性化させ風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。

〇L-92乳酸菌
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の緩和に役立ちます。

〇ラブレ菌
京都のすぐき漬けから発見された植物性の乳酸菌で免疫力アップに役立ちます。

これら様々な効果がある乳酸菌ですが、こんな弱点もあります。

乳酸菌の弱点とは?

乳酸菌の弱点それは「生命力の弱さ」です。

乳酸菌は生命力が弱いため、胃酸と触れ合うと死んでしまうのです。また熱にも弱く、60℃の環境では30分ほどで死滅し、100℃になると一瞬で乳酸菌は死滅してしまいます。食品として売られているものの多くは『熱殺菌』されているので、実はそれらの乳酸菌はすでに死んでいるのです。仮に生きた乳酸菌を食品から摂取しても胃酸などで死滅してしまうということです。

では、死んでしまった乳酸菌を摂取しても意味がないのでしょうか?

乳酸菌は死んでいたら効果はないの?

実は、死んでしまった乳酸菌でも効果がないわけではありません!

生きた乳酸菌のことを『生菌』と言い、死んだ乳酸菌のことを『死菌』といいます。私たちの体の中には常在している乳酸菌がいます。この常在している乳酸菌のエサになるのが死菌です。エサになることで善玉菌を活性化させ腸内菌のバランスを整えてくれる働きをしてくれます。さらに死菌は悪玉菌を吸収し、排便などで体の外に出してくれる働きもあるので驚きです。

このように死んだ乳酸菌だからといって効果がないわけではないのです!

生きた乳酸菌の効果は?

最近では”生きた乳酸菌”を腸まで届けるなんて謳い文句の商品を数多く見かけるようになりました。『死菌』とは違い腸内菌のバランスを素早く整えてくれる特徴があります。

しかし、生きた乳酸菌であっても体内に定着することはほとんどありません。いわば食品から摂取した乳酸菌は外来種なので体内に常在している乳酸菌たちとの生存競争に勝てないのです。

乳酸菌は死んでいても生きていても関係ない

ストレスや運動不足でも乳酸菌が減ってしまうことは知られていますが、森永乳業の腸内細菌の研究結果によると加齢とともに乳酸菌が減少するという結果も出ています。

乳酸菌を維持し良い腸内環境を維持するためには乳酸菌を常に摂取することが大切なのです。そのためには生きた『生菌』でも死んだ『死菌』でも定期的に摂取すること何よりも重要ということ。

もしあなたが風邪を引きやすい体質だとしたら免疫力がアップするような乳酸菌を毎日食べることを心がけ、アレルギー症状が出やすい人は抗アレルギー効果が高い乳酸菌を摂取するようにしてみてください。
自分にあった乳酸菌を見つけることで健康を維持することができるかもしれません。

TREND TOPICS

関連記事